ベータグルカンと乳酸菌をインフルエンザ感染のマウスに対して、併せて摂取させる実験が北海道大学で実施され、一定の成果が得られたことが発表されました。下記の各紙の報道内容です。
- 北海道新聞
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「βグルカン」+乳酸菌 新インフル予防に「効果」 北大、動物実験で確認
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/influenza/203416.html
- 時事通信
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「インフルエンザに特効」=多糖類と乳酸菌の摂取で−北大
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009120300389
- 毎日新聞
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新型インフルエンザ:乳酸菌など効果−−北大教授研究
http://mainichi.jp/select/science/news/20091204dde041040092000c.html
- 読売新聞
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βグルカンと乳酸菌でインフル重症化防止…宮崎・北大教授ら
http://osaka.yomiuri.co.jp/university/research/20091203-OYO8T00882.htm
- 47News
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北大、新インフルに有効物質発見 マウス使った動物実験で
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009120301000211.html
β(ベータ)グルカンという成分は、多くのキノコ系健康食品に機能性成分として含まれており、サプリメント通には有名な成分でしたが、一般的にはまだまだ知られていない特殊な成分です。
多糖類の一種を用いた健康食品は数多く開発・販売されていますが、その中でもベータグルカンは最も歴史と実績の高い機能性成分なのです。北海道大学の実験はこのβ(ベータ)グルカンという成分と乳酸菌の相乗効果を検証し、予想以上の結果が得られたものでした。
このベータグルカンと乳酸菌を用いた実験は特別な研究機関でなくとも、一般の家庭でも安全に実験することが可能です。ベータグルカンは現在では不純物をほぼ取り除いた85%以上の純度で精製された「パン酵母抽出のβグルカン」の販売が日本でも開始されているため、これを用いることができます。乳酸菌に関しては、市販のヨーグルトを利用することで充分と言えるでしょう。
なお、北海道大学でのベータグルカンと乳酸菌の実験はマウスに対するものなので、人間に対する効果や作用はまだまだ検証の余地があることは間違いありません。
しかし、乳酸菌もβグルカンも数十年以上の長い歴史が実証しているように、で人類に恩恵を与えつつ、最も重要な安全性についても副作用が無いことが明白な食物です。つまり、過剰な期待を抑えつつ実験の検証をする限りならば、プラスにこそなれ、危険が無いのでマイナスにはならないのです。
これからインフルエンザの蔓延が危惧される真冬に向けて、信頼に足る民間療法として、「パン酵母抽出のベータグルカン」とヨーグルトはこの冬の注目アイテムとなることでしょう。